Web製作者(コーダー)が仕方なくフォトショップを使うのは、デザイナーがフォトショップを使っていて、
画像情報がフォトショップを使わないと取れないからなんだけど、AIに読ませれば画像情報が取れる? (->Gemini)
結論から言うと、「AIにPSDファイルを直接読ませて、完璧な画像情報(数値やアセット)を取り出す」のは、まだ少しハードルが高いのが現状です。
しかし、やり方によっては「フォトショップを立ち上げずに済む」レベルまで自動化・効率化できるようになってきています。現在の状況を整理して解説します。
## 1. 現状、AIでどこまでできるのか?
AI(ChatGPTやClaudeなど)に「PSDファイルをそのまま渡す」ことは、標準機能ではまだ困難です。多くのAIは画像(PNG/JPG)は認識できても、PSD特有の「レイヤー構造」や「非破壊データ」を解析する機能が完全ではないからです。
ただし、以下の方法で「脱フォトショ」が進んでいます。
### A. スクリーンショットからのCSS生成(Vercel v0 など)
デザインのキャプチャ画像をAIに読み込ませることで、「見た目から推測したCSS」を生成できます。
* メリット: 1秒でコードが出る。
* デメリット: フォントサイズや余白が「1px単位の正確な数値」ではなく、あくまでAIの推測値になる。
### B. Figmaへの変換(これが現実解)
現在、多くの現場ではPhotoshopからFigmaへデータを移行しています。
* Magicul などの変換ツールを使えば、PSDをFigmaデータに変換できます。
* Figmaならブラウザ上で「CSSプロパティ」「画像書き出し」「余白確認」がAIや標準機能で簡単に行えるため、コーダーがフォトショップを触る必要がなくなります。
## 2. 「画像情報」をAIに取らせる際の問題点
コーディングに必要な「画像情報」には、目に見えない情報が含まれています。AIが1枚の画像(キャプチャ)から取得しようとすると、以下の壁にぶつかります。
* 重なり合った要素: AIは「ボタンの下に隠れている背景画像」を透かして見ることはできません。
* アセットの書き出し: スライス(画像を切り出す作業)は、レイヤー構造が分かっていないとAIでも自動化が難しい領域です。
* フォント名: 画像からフォントを推測できても、それが「どのWebフォントか」まで特定してリンクを生成するには、まだ人間の確認が必要です。
## 3. コーダーが「仕方なく」を卒業するための最新ワークフロー
もし「フォトショップを触りたくない」のであれば、AI単体で解決するよりも、以下のステップを踏むのが2026年現在のスマートなやり方です。
1. AIツールでPSDをFigmaに自動変換する。
2. Figmaの「開発モード (Dev Mode)」または「AIプラグイン」を使う。
* これで、フォントサイズ、カラーコード、要素間の距離がマウスホバーだけで取得できます。
3. 生成AIにFigmaの情報を読み込ませてコーディングする。
* FigmaのコードヒントをAI(Cursorなど)に貼り付ければ、正確な数値で実装してくれます。
### まとめ
「PSDをAIにポイッと投げて、完璧なコーディングデータが返ってくる」のは、レイヤー構造の解析精度の面でまだ80点といったところです。
ですが、「PSDを一度FigmaなどのWebベースのツールに変換し、そこからAIで情報を抜く」という形にすれば、フォトショップを開く苦労からはほぼ解放されます。
もし具体的なPSDファイルをお持ちであれば、その一部をスクリーンショットに撮って私(AI)に見せていただければ、大まかなCSSや構成案を出すことは可能ですよ。試してみますか?